美人のウンコの臭い

あれは、東北本線へ乗り、北の大地を目指しているときのことだった。
４人が座れる膝を突き合わす感じの座席で、足を伸ばせば割と楽に座れるが、
人が多いときはそれも恥ずかしい。

窓際の一番奥に腰掛、大きい荷物を棚に載せて棚の上が俺のリュックで
占領されてる状態のせいか、ほとんどの人がスルーしていく。
そして、３人組の姉妹弟が「ここ座ってもOKですか？」と
聞いてきたので、相席することに。

弟は幼稚園児のようだったので、相手するのは残りの姉妹だなｗと
いちべつした時に狙いを絞っていた。
そして、親子かと思うほど、歳が
離れている妹が、子役タレントのように可愛いのでちょっと度肝を抜かれたｗ

最初、知らん顔をしつつ、車窓を眺めながら、会話を盗聞きしつつ、
どう話を持っていこうかと葛藤していたら、長女１９歳（見た目３０代半ば）
が話を振ってきたのだったｗ
長女「すいません？どこまで行かれるんですか？ｗ」
会話キター＾ｗ＾と分かっているのに、
「あッ、もしかして俺に聞いてるんですか？ｗ」答えた。

俺のリュックを見て、登山する人だとおもっていたらしかった。
その長女は山岳部で色々と山を縦走しているらしく、
「２週間ずっと山なんですよ＾＾；」なんて言って、「風呂入れないから臭くなってｗ」
とかそんな話をしだした。
そして、次女１３歳が、話についてこれず、それでも必死に話を聞いている。
俺の頭の中では、どうやって次女に話しを持っていこうかとそればっかり
画策しながら話していたｗ

すると、弟（５歳）がウンコしたいと言いだし、長女と便所へ消えていったので、
やっと二人きりになれた。

照れてしまう位に好みだったので、空回りな質問ばかりを振ってしまった。
とりあえず、住んでる場所を聞き出すことに成功した。

長女と弟が戻ってきたら、また山の話の再開で、他二人はあくびもしだしたｗ
すると、UNOを取り出し、ずっとUNOをやり続けるｗ
俺としては、UNOどころではなかったんだけど、合わしつつ楽しんでるように
振舞うｗ
とにかくどうやって、次女の心を掴むかってことばかりを考えており、
ボーッと妄想にふけっていると、笑われてしまった。

それで、写真を撮りたいと長女に言われ、兄弟と並んで変わりばんこに
撮ったあとに、写真を送りたいからと個人情報を聞き出される。

それから、どこに泊まるとか聞かれ、野宿すると言うと、山形の家に泊まりますか？
と有難い言葉を貰い、予定を変えて、付いていくことにしたｗ

そして、福島で乗り換えるときに事件は起こった！？
長いながい時間、一度の立ち上がることが無かった、次女が立った瞬間に、
座っていた席から、もわわ〜んッとウンコが蒸れたような香りが
俺の鼻をくすぐった。。。；
一瞬にして俺の顔がこわばり、イラついたドラえもんのような表情に変わったｗ

イメージでは２週間風呂に入らずに登山していた長女だったら、納得の匂いであった。
だが、俺の妄想ではシクラメンのかほりのような爽やかなイメージが出来上がって
いた次女から、シクラメンからウンコへ格下げの匂いを置き土産としてもらって
しまった。。。

うんこ→運子で運気があがれば良いかと無理やりに納得させながら進むより
他なかったのである。