キティたん

電車に乗ったときのことだった。
その日、ビジネスホテルを予約していて、そこへ向かう途中の
先輩と話ながら、「何を食べようか？」なんて話してる最中の
出来事；その前に、さえない男と、そこそこ可愛い女のカップルが
いて、少し腹立つくらいに似合っていなくて、しかも、
その男の方が、眼をくれてるというか、何回か目が合っていたｗ

すると、突然に、そいつらの前方にいた男が喚きだした！
「こらぺチャパイ！ブス！朝鮮半島なめとんか！？」とか大声で
絡みだすｗ
どうも他にも乗客はいたのだが、そのカップルが標的になったらしい。。。
たまたま目の前ってのもあったし、俺も腹立ってた位だから、勘にさわったん
だろうなぁｗ

その喚きだした男、怖かった；だって見た目は格闘家の藤田と秋山を
掛け合わしたような風貌で、そういう体格で、髪型はスポーツ刈りの金髪
だった。。。

カップルの男の方がその男を不思議そうなビックリした顔で見ると、
藤田「言葉話せんのか？あッ？わしが岩手から出てきたからなめとんか？
東北なめとるんか！？」と、関西弁使いつつも、モロに訛りは東北だったｗ
ちょっとカタコトにも聴こえたし。。。

まだビックリした顔で見ているｗ
偉そうに女のを自慢するように、座っていた奴がいざ絡まれて、一言も反論
できないでいるのは、本当に惨めだ。。。；
その間にも、あきらかに、本来だったら、終点までいくようなオヤジが
途中下車したり、違う車両に移動していたｗ
俺達も動けずに見守るしかなかったｗ勝てるわけがない相手なのに、車両移動
するのもプライドが許さなかったというか、いつ矛先が向くのか？；とか
考えていた；
何度か目もあったし；

そして、藤田「オカマかお前は？ｗキンコ（金玉）ついとんのか？！わしは○○組
じゃ！○クザがなんですか！俺は東京が嫌いなんじゃ！朝鮮ばかにしてんのか！！」
とか言っていた；

しかも、窓をバンバン叩いたり、足で、床を蹴ったりと凄い音で、
カップルは下を向いていた。。。

だんだん胃が痛くなってきて、やっと終点に到着。
すると、藤田「大衆の皆様！御清聴ありがとうございます！！」
とお辞儀し、カップルに藤田「ごめんねｗばいちゃｗ」
とか言っていた。

「ふざけんじゃねえこの野郎！」って感じで俺と先輩は話し出し、ソイツが歩き出す方向
は一緒だから、改札までは、藤田は今度は、挙動不審に俺達のことを気にしだして、
後ろを向いていたｗ
先輩はケンカは弱いけども、格好がコテコテのB系だったので、そう思ったんだろうねｗ
三段棒で二人ががりで滅多打ちにして、最後にスタンガンでも当てないと
まず勝てそうもないな。。。ｗ
タックルでマウント取られてタコ殴りにされそうだもんなぁｗ

とりあえず、スーパー_に駆け込み、半額の惣菜を山のように買って、
ビジネスの部屋で食いながら話すｗ
しきりに怖かったを連発する先輩ｗ
「そんな格好してると狙われますよ＾＾；」と言ったけども、
態度とか、日に日にひどくなっていっていた。。。

その先輩は札幌出身で、中学の時に中島公園で、相手を刺したことがあるらしい。
当時の写真を見せてもらったことがあるけども、リーゼントに短ランでサラシを
巻いてる写真だった。
なんでも、親父が嫌いで、すごい嫌な奴だと言っていたｗなんでも、人の弱みに
付け込み、ユスッタリ、企業とかスーパーにクレームつけては、なにかしら誠意を
示してもらうことばかりをしていたらしく、それがすごく嫌だと言っていた。。。

どこで知り合ったかというと、バイトの現場で、俺の方が年下だったけど、
仕事上は後輩として入ってきた人物が先輩だったｗ
色々とはなしたり飯を食ったりパチンコやったりとウマが合った＾＾

その頃のクセが抜けずに、歳とっても、見た目だけはコワモテを保っていたｗ
なんでも、そうしていないと怖いらしいｗ
性格はいたって温厚だし、バスとかでも、おばあちゃんに席をゆずってあげたり
する面もある反面、バスの進行が遅かったりすると、聴こえるように
「遅えなぁ；」とか、不味い飯屋では「不味い！」とか言ったりするところもあったｗ

でも、眼つけるクセがあったせいで、パチンコ関係でトラブルとなって、
さらわれてボコボコにされる事件があった。
それ境に変装するようになって、金髪にしてサングラスかけたりするように
なっていたｗ

どうも、強く見せたいという願望だけは無くならないようだ＾＾；