バブル時代

アールグレイの茶葉から淹れて、牛乳を多めに注ぐと、
こないだ喫茶で飲んだロイヤルミルクティーと似てる味になる。
コーヒーフレッシュのようなミルクでなく、牛乳を多めに入れるとあの味に
近づくのかと思いながら、香り強めのアールグレイを飲みながらバブル経済
ついて考えてみた。

そういや、俺が小学生の時代がそれに当たるんだろうか?
連日親父が金を持ってスナックやクラブに飲み歩いていたのを覚えている。
そしてお袋が深夜3時とかまで起きていて、俺は眠っていたんだけど、怒鳴り声で
目が覚めて、ふと時計をみると深夜だった記憶がある。

そういうものを見ていたせいか、酒とタバコにハマルことが無い。
中学の時はヤンキーブームのような風潮だったから、格好付けに吸ったけども、
肺には入れなかったw

付き合いの時に酒は飲む程度だなぁ。。。眠くなるだけで美味しいとかそういうもんは
あんまり無いな。高い分だけ普通のドリンクの方が良いと思う。

スナックやクラブは基本的に駄目で嫌悪感を感じる;
というのも、昔、親父がそういう場所の常連で、たぶん口説いた女の中で変わったのが、
家まで上がりこんできて、俺にまでちょっかいを出してきた記憶があった。
兄貴なんかそのまま客になっていたし。。。
土足で上がり込んできて、お袋もその場は一応は来客扱いもしたけども、後からもちろん
大喧嘩。その繰りかえしだったな。

だから、バブルの頃は金はあったみたいで、金の使い方を知らないから無駄使い
ばかりしていたんだろうなぁ。出前で寿司も食ったり、スナック菓子なんかにも
不自由しなかった。

崩壊したあたりからツケが回り、丼勘定で浪費していたから、貯金なんかほとんど
なく、たしか俺も覚えているんだけど、保険会社なんか10社とか無駄に入っていたりして、
どんどんそれを払えなくなり解約していってるのを記憶している。

お年玉は使わないで貯金にしており、たぶん、3〜5万くらいに、毎年なっていたはず
なんで、それを思い出して、引き出しに行こうとしたら、残高がほとんどなかった;
勝手に飲み代に使われていたようであった。。。

腕相撲で親父に勝ったあたりから、そういや、しつこく酔って絡んできたときに
何度か殴ったことがあったな^^;

殴ってからというもの、もちろん罪悪感もあるけども、口では俺に偉そうなこというけども、
俺が近寄ったりすると、親父が逃げる感じで反射的に道あけたり、
頭をかくと咄嗟に伏せるのを見るとなんだか情けなくなったぁ。。。

そして俺も自分で稼いだ時に、絶対にやらないと思ったパチンコなどに手をだした時に
血は争えないなと思った。。。;
旧家の方に家計図もあったんだけど、過去にも、そういうギャンブルにはまった祖先が
いて家訓として、賭け事の禁止があったのを覚えている。継いだ長男だけは、糞真面目に
実践して、財産を残しているが、東京に出てきたほかの兄弟は見事になんかしらのギャンブルに。。。
歯止めをかける存在がいたら良いけど、東京にきてある意味、田舎のそういう目がないととたんにそういうことになるんだろう。。。血は争えないということだろう。。。
夫婦そろってギャンブルやるのもいるし。。。

とりあえず俺はギャンブルは基本的に止めることは出来たけど。。。
酒とタバコとギャンブルってセットな部分もあるし、タバコ嫌いなおかげで、そういう場所に
行きたくないってのもあるから、少しは防波堤になっている。

一つに溺れだすと、そこからルーズになるんで、常に一定のモチベーションを維持しないと
いけない。特に俺のように、そういう血が入っていると予断を許さない。基本的に、
そういうヤマ師のようなものがあるんで。。。;サイドビジネスに何度も浪費した
こともあった。。。
ギャンブルを止めた理由も、そういう失敗から来ている;

バブルの恩恵というか、恩恵を受けた人も知ってるけど、癖が抜けなく、ずっと勘違いして
生きてる人も多い。

俺も肌ではあんまり感じなかったものの、受けていたと思う。
氷河期の失われた10年世代である;

勉強をやれば良い生活を送れるとずっと刷り込まれて、それなりにはやったせいもあるのか、
バイトの面接でちょっとした暗算の計算があったんだけど、俺より年下で、両方とも
真面目系の女子大生だったから、制限時間でそれを計算しろというもので、掛け算や割り算
など基本的なものが多かった。
はっきりいって俺は自分に自信がなかった。
二人は現役、かたや俺は算数なんかしばらくやってない。

ところがである、思った以上に簡単で、問題用紙みただけで、俺は暗算で5問ほどは
すでに答えを出しており、すぐにその答えを記入。制限の半分ほどで暗記で終わり、見直して
いると、他の二人は紙になにやら鉛筆で計算しながら、ケシゴムでシコシコと消して
悪戦苦闘しているではないか。。。
しかも全部解き終わらないで終わったいた^^
現役に簡単に勝ってしまった満足感で一杯だったw
当然俺なんかは当時からすれば、落ちこぼれの部類であったんだけど、
ゆとり教育というものが、これだけの差をはぐくんでいたのかと正直驚いた。。。

だけど、氷河期、なすすべもない;
それでも、氷河期脱出組みはどんどん採用される。

でも、それが出来たからって、どういうもんではない。。。;
たしかに、その場では優越感を感じたのは事実だが、現実にはほとんど意味がなく、
失われた10年が戻るわけではない。。。

受験戦争の途中でバブル景気、フリーターを目指すっていう人も多く、
就職なんか簡単とばかりの世相になるが、その頃にはどん底の不景気に。。。
指標が無くなった瞬間だった。
大学へ行こうと思っていたんだけども、そこで諦める。

そのうち、資格がどうのこうのってなったけども、英検とか少し受けただけでやめたw
結局、受験勉強とかで全部裏切られた経験から、1級取る頃には必要なくなってると
いう恐怖感からやっても意味がないと思った。

青い鳥症候群にもかかっていたのであった。。。お笑いになろうとか、芸能関係に
入ろうとか思って、少し覗いたのがまさにそれ;

現実と非現実の堺が完全に分からなくなっていたんだろう。。。
ブームのせいにするのも嫌なんだけど、ファミコンブーム。
あれが無かったら、俺は野球選手を間違いなく目指していた。。。;
あれのとりこになって、少年野球を辞めてしまった。。。
ゲームが馬鹿らしくなったのは中学の頃か。。。
ふと気がついたんだよね。。。
金属バットの素振りやピッチング練習はたまにしていたけども、ブランクにすっかり
自信を失っていた。。。
受験の憂さ晴らしにやったのはバットで廃車のフロントガラスを悪友と割りに行ったりと、
なにをはけ口にしたらいいかさえ分からなかったし、
変な話、金属バット殺人なんてのもあったから、加害者にならずに済んで本当に良かった。

そういや、受験だけは格好やったものの、現実は厳しく落ちたときにノイローゼに
なったなぁ。。。
いや、自分ではノイローゼの自覚って分からないでいたんだけど、言われて気付いたw

そういう意味では本当の景気を経験することなく過ごしたことになる。。。

神武、岩戸、バブル、今回のITも関係なし!
そういう話を、経費でガンガン落としたとか、話で聞くけども、嘘ついてるんじゃないかって
半自半疑で聞いていた。

なんだか最近になってようやく、現実を素直に見えてきた気がする。。。
行動もリンクしてきた。。。