ZYX物語舞美と桃子

ZYX FLY HIGH
某中学に新米教師として赴任した俺は不思議な少女達と出会うことになる。

さて、どんな感じになるかドキドキしながら教室へ。
入ると黒板消しが落ちるかチョークが飛んでくるか手痛い洗礼を覚悟もしていた。

扉を開けると、以外なほどに静まり返っていた。
自己紹介を済ませ、「なにか質問はありますか?」
というと、はい!と元気の良い声がした。

俺「えっと、嗣永桃子さん!」

桃「あのぅ、先生はダンスは出来るんですか?」

俺「ダンス!?学生の頃、クラブに通ってたんだよこれでも^^;」

桃「じゃあ、やってみてください!」

俺は基本的なヒップホップをやってみた。

桃「おおっ!けっこうやるぅっw舞美ちゃんが言いたいことあるみたいですよ!」

俺「はい、矢島舞美さん!」

舞美「先生に、お願い事があるんですけど!」

俺「うん?なんだい?w」

舞美「実はダンス部、作りたいんです!でも、人数もいないし、校長が何か結果だしたら
認めるって。。。;」

俺「そっか〜。。。作りたくても作れないと。。。」

舞美「それで、先生に顧問になって欲しいんです!!」

俺「う〜ん?そう言われてもなぁ。。。まだ俺、先生なったばかりでなかなか難しい
部分もあるんだよ色々と。。。^^;」

桃「お願いします!!」舞美「お願いしますTT」

俺「おいおい^^;泣かないでくれよw結果を出すか。。なにか大会にでて入賞する必要が
あるな。」

桃「わたし、1分間に腹筋が60回できます!ほらぁ」

桃子はそう言うと、制服のブラウスをまくしあげて、お腹を見せてくれた。
みると、綺麗な肌に割れた腹筋が輝いていた。。。

そして舞美は子犬が見上げるような上目遣いでウルウルと俺をみてくる。

俺「よっしゃ分かった!分かりましたよ!メンバーを探しながら練習しよう!
君達が卒業するまでかかっちゃ時間が勿体ないから、スキルのあるメンバーを
探すことになる即戦力になるメンバーを。。。」

桃「ありがとうございます!先生大好きー^^」

舞美「ありがとうございますTT感激です!」

俺「よしよし^^じゃあ早速、放課後に喫茶店で打ち合わせをしようじゃないか?」

まさに俺にとっては青天の霹靂だった。普通に始まり普通に過ごして、最後は疲れて
終わるとというような、そんなことを想像していたが、青春をとっくに過ぎた俺が
青春に巻き込まれようとしていた。。。